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書道入門ガイド
〜筆の持ち方から基本の字まで〜

書道

書道(しょどう)は、筆と墨を使って文字を書く日本の伝統的な芸術です。単に文字を書くだけでなく、呼吸・集中・心の静けさを養う精神的な修養でもあります。世界中で注目されている日本の伝統文化のひとつです。

📌 このガイドで学べること

書道の道具の種類と使い方、筆の正しい持ち方・姿勢、基本的な文字(一・二・三・永)の書き方のポイント

1. 書道の道具「文房四宝」

書道の基本道具は「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と呼ばれる4種類です。

🖌️
筆(ふで)
The Brush
動物の毛でできた筆。羊毛筆(柔らかく適度に滲む)と馬毛筆(硬くシャープ)が主流です。
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墨(すみ)
The Ink
松の煤と膠(にかわ)から作られた固形墨。硯で水と合わせて溶かして使います。
硯(すずり)
The Inkstone
墨を磨り、墨汁を溜めるための石製の道具。平面と池の部分があります。
📄
紙(かみ)
The Paper
書道用の和紙(わし)。適度な墨の滲みと吸収性があり、表現の幅が広がります。

2. 正しい姿勢と筆の持ち方

1

座り方

机の前に正座か椅子に腰かけ、背筋をまっすぐに伸ばします。机と体の間にこぶし一つ分のスペースを空けます。

2

紙の位置

紙は体の正面よりやや左に置きます。左手で紙が動かないよう軽く押さえます。

3

筆の持ち方

筆を親指と人差し指・中指でつまむように持ちます(単鈎法)。筆を垂直(90度)に立てて持つのが基本。手首を浮かせて書きます。

書道と日本の伝統
▲ 書道は日本の年中行事(書き初めなど)とも深く関わっています

3. 「永字八法」で覚える基本の筆使い

「永」という一文字には、書道の基本的な8種類の筆使いすべてが含まれています。これを「永字八法(えいじはっぽう)」と言います。

横画(よこかく)
基礎の積み重ね
均等な間隔
永字八法
永字八法:8種類の基本筆法
①側点(てん)
②勒横画(よこ)
③努縦画(たて)
④趯はね
⑤策右上がり
⑥掠左払い
⑦啄短い左払い
⑧磔右払い

4. はじめての一字:「一」「山」「日」

💡 書き始める前に

まず墨を十分に磨り(または墨汁を使い)、筆全体に墨を含ませてから余分な墨を硯の縁でふき取ります。筆先を整えたら書き始めましょう。

1

「一」を書く

横画の基本。左から右へ、始筆で少し押し込んで(入り)、終筆でしっかり止める(止め)。スピードは均一に。

2

「山」を書く

縦画3本を組み合わせた字。中央の縦が最も長くなるよう意識しましょう。各縦画の間隔を均等に。

3

「日」を書く

横と縦を組み合わせた角の文字。内側の横画の位置が鍵。全体のバランスを長方形のイメージで整えます。